外壁チェック@SHARE GREEN南青山

今年グッドデザイン賞を受賞した『SHARE GREEN 南青山』のレトロ な外壁をチェックしてきました。

 

 

 

 

このピンク×グリーンの配色が特徴的です。

 

『SHARE GREEN 南青山』は緑の広場をカフェ、グリーンショップ、スモールオフィスが囲む

オープンスペース。

 

屋外には芝生広場、キッズガーデン、パーゴラガーデン、ワークガーデンがあり、様々な人が気軽に利用できるようになっている、とのこと。

 

私が訪れた日も、昼間ということもあり、ママさんと子ども等が多く見られました。

 

 

外壁色の話に戻りまして、、、

 

壁面には主にピンクが使われていましたが、ドアやカフェの中等はグリーンが多く使われていました。

 

 

 

お化粧室にもこのようにピンク×グリーン。

 

 

 

さて本題。日塗工の色見本で近似色を探ってみましょう。

まずピンク。

 

 

残念ながらドンピシャの色はありませんでした。

・・・が、色は 5R7/6 と 7.5R7/6 の間の色みぐらい、かつもう少し暗い色ですね。

 

次はグリーン。

 

 

 

5BG6/2が近似値です。

 

単に目でみて、「あ、ピンクとグリーンだな」と思うだけでも悪くはないのですが、

人間の目は本当に信用ならないもので、

特に壁のように大きな面積の塗装色として選ぼうとした時、再現するのは難しくなってしまいます。

 

数値にすれば、正確に把握できますし、

レトロ 感、調和しながらもお互いを際立たせる配色にするには

この番号使えばよい、と掴めるようになりますよね。

 

この色の組み合わせ方は実際レトロ な雰囲気のインテリアスタイルに

利用できそう。

 

 

以上、外壁チェック@SHARE GREEN南青山 でした。

 

サンゲツ インテリアスタイル'18→'19

サンゲツ ショールームのインテリアスタイル展示。

昨年秋に訪れた時とクロスが変わっていましたので、本日はその変化を見てみたいと思います!

WOODY JAPANESE 

 

昨年は壁はプレーンな雰囲気だったのを

今年はカラーを入れて個性的に仕上げていました。

左が昨年、右が今年です。

右側の写真のクロスは

左:FE6329

右:FE6399

です。

 

座面のグリーンと背面のクロスを反対(補色)色相にしてインパクトのあるコーデになっていました。

BOTANICAL LIVING

窓側のクロスをグレイッシュ系に変えるとかなりシックになるのですが、

ネイビーのクロスにウッドの模様があったり、レースにボタニカル柄が入ることで

華やかさをもたせたスタイルになっていました。

<今年>

左クロス:FE6609

右クロス:FE6317(ムーミン)

 

CHIC NORDIC  [Dress Room] 

右側の壁。18年も今年19年もピンクなのですが、今年の方が少し濃くダスティなピンクを使っていました。

グレーやブラックをアクセントに入れると、甘くなりすぎない大人のコーディネートになります。

<今年>

左クロス:TH9422

右クロス:FE6128

CHIC NORDIC  [Lounge] 

左の方はピンクの壁のラインや床のヘリンボーンで、トラッド感が強いです。

今年(右)は左側のフラワーモチーフの壁が主役になっており、床はアッシュ系になっています。

個性的なヴィンテージ感がでていると思います。

<今年>

左クロス:RE7326

右クロス:TH9336

こちらはオマケ。

スタイル名はなく、ショールームの奥のスペースにあったのですが。。。

 

こちらに関しては、リビングとして統一感があるのは今年(右画像)かと思います。

まず、全体のトーン(色の明るさと鮮やかさのこと)が右側が統一されています。

ソファの柄の色みとクロスの色みに共通性があるのが見て取れると思います。

 

また、カーテンとクッションにグレーをもってきていますが、

このように、アクセントとなる色を部屋に散りばめることで、バランスのとれた空間になります。

 

クロス(カーテン)が変わると大きく空間が変わります。

今は貼ってはがせる壁紙もあるので、ぜひお部屋を楽しんでいただきたいです。

 

以上、サンゲツ ショールーム'18→'19ルームツアーでした!

レオ・レオーニ展の色表現

国語の教科書『スイミー』でお馴染み、絵本作家のレオ・レオーニ展へ行って参りました。

https://www.asahi.com/event/leolionni/outline.html

 

 

現在、東京・新宿で開催中の「レオ・レオーニ展」。(今月9月29日までですが。。。)

会場は老若男女、様々な方がいらっしゃいました。

 

私自身は、『スイミー』は小学生の頃に授業で読んだ記憶はあったものの、

それから作品に触れることはなく、

再び読むようになったのは友人から『あおくんときいろちゃん』をプレゼントされたのがきっかけでした。

 

 

レオ・レオーニは元々はグラフィックデザイナーとして活躍しており、絵本を描き始めたのは49歳でした。

この絵本を描くきっかけとしての逸話は2つあります。

 

1つ目は、

汽車に乗っていた時に騒ぎ出した孫たちをなだめるために雑誌をちぎってつくった、といわれるもの。

 

 

2つ目は、

レオーニはブリュッセル万博、特設パビリオンのアートディレクションを任されることになりましたが、

人種差別問題を取り扱うパビリオンだったことから政治的弾圧を受けて途中で閉鎖されてしまいました。

翌年、レオーニはこの『あおくんときいろちゃん』の中で

物語中に様々な色の子どもたちが仲良く遊ぶシーンを描くことで、よりよい社会を目指す方法を唱えたのではないか、

といわれるものです。

 

 

レオ・レオーニが残した作品は、

色に溢れていて、また様々な技法が使われており、

それは原画を見ると本当によくわかります。

 

紙を切り貼りするコラージュ、水にインクをたらして作った模様の上に紙をのせてつくったマーブリング、

彫ったゴム、野菜の断片などに絵の具をつけてスタンプするスタンピングなどなど。

子ども大人も興味津々で展示を観ていました。

 

 

『フレデリック』、『じぶんだけのいろ』、『ペツェッティーノ』、『マシューのゆめ』等

様々な作品がありますが、

『じぶんだけのいろ』、『ペツェッティーノ』は

主人公の自己が色で表現されています。

 

「色々な人」という表現を私たちは使いますが、まさに

様々な人、自分らしさ、を ”色”で表現しているということです。

 

こういった自己探求、自分探しに焦点を当てた作品が多いのは、

レオーニがオランダのアムステルダムでユダヤ人として生まれ、

結婚後イタリアで暮らすものの、戦時ナチスの弾圧を逃れるためにアメリカに亡命した、といった背景も

大きく影響しているのだと思います。

 

冬には鹿児島で開催されるそうなので、ご興味のあるお近くにお住まいの方はぜひご覧になってみてください!

 

さて、展示を堪能した後は

お腹も満たしたいということで、

『レオ・レオーニカフェ』、へも行って参りました。(銀座です。)

http://leolionnicafe.com

 

ここからはカフェとお食事の写真で終わりにしたいと思います!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

店内

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

にじいろフレンチトースト

「じぶんだけのいろ」のフレンチトースト。

ミートボールのトマト煮と紫キャベツが入っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう いう わけさ。

ベリーをのせたベイクドチーズケーキ。

インテリア@バンコク Part.2

 

前回に引き続き「バンコクの中目黒?」エカマイにみるインテリアをお伝えします。

 

バンコク、エカマイという地域については前回のブログで簡単に触れていますので、ぜひご覧ください。

(下の方までスクロールしていくと、前回のブログが出てきます。)

 

さて、

もはや漠然とイメージされるアジアンインテリアはなかなか見られないエカマイ。

 

ですが、現地で素敵と思われているであろうカフェにはさらに訪れてみましたので

今回もご紹介していきます!

 

まず、現地の方がカップルで熱心にSNS写真を撮っていたのが印象的だったこちら。

「Fill in The Brank...」

 

 

”ナチュラル” な中に

トタン波板を壁に用いることによって無骨感をプラスしかわいらしくなりすぎずにまとまっています。

 

吹き抜けの"Garden"もあり、

室内でも外を感じられるような、グリーンを取り入れた開放的な空間。

普通に日本でも人気が出そうなカフェでした。

 

住宅インテリアでもDIY等でこのトタン波板系を貼られる方いらっしゃいますよね。

 

 

↑の”W”札のかかっている扉は同カフェのお化粧室なのですが、こだわりを感じました。

(正直、この扉は雰囲気はとてもマッチしていて素敵なのですがとても開けにくかったです笑。)

 

 

前回シェアしたインテリアよりも、こちらはナチュラルテイストなものの、

やはりインダストリアル感、無骨さが必ず入っている、という印象でした。

 

ベースは

生成り系のアイボリー色、木の色、トタン波板の色、

そこに淡いペールブルーのクッション等がアクセントになっています。

(エントランス〜カウンターは床タイルのレッドもアクセントになっていますね。)

 

 

さて、次は若干のおまけ。

ホテルです。

 

 

モノトーングレイッシュブルーの中にアイアンのアクセントが入っています。

シック&インダストリアルといった印象。

室内については

同じくグレイッシュブルーを扉等に使用しているのですが、

壁にはクリームイエローを用いて、柔らかさと明るさのある空間になっていました。

 

このイエローブルーの関係性はカラー用語では”対象色相”といいます。

(色相環の反対同士にある色より若干ずれた位置にある色同士の関係。)

単純に言うと、小洒落た雰囲気を創るのによいと言われている関係性です。

 

無機的になりすぎてしまいそうなグレイッシュ&モノトーンな中にクリームイエローが入ることで、

落ち着ける温かみのあるインテリアに仕上がっています。

 

インテリアにあと1色アクセントを入れてみたいけど、

どうしたらセンスよく見えるかわかならい、という方は

現在インテリアの中に使われている色と対象にある色を使用してみると

まとまりやすいと思います。

 

 

以上、バンコク エカマイの中で見られたインテリアでした!

インテリア@バンコクEkkamai

 

「バンコクの中目黒?」エカマイにみるインテリアをお伝えします。

 

ちなみに、バンコクの中目黒は私が勝手に命名してしまいました笑。

エカマイという場所は「バンコクの原宿」と呼ばれるサイアムという場所からやや南東に行った場所です。

 

街のカフェを見ると今がわかる、その街のイメージがわかる、ということで

カフェのインテリア等をご紹介しながら見ていきたいと思います。

 

エカマイ駅前にはこのエリアのランドマークである、「Gateway」というショッピングセンターがあります。

 

 

 

この写真の1階部分をみるとCOFFEEの文字が見えますでしょうか。

こちらが「TOM N TOMS COFFEE」です。

 

 

オリエンタルな雰囲気のカフェを想像された方には申し訳ないのですが、

そういった空間はこのブログの最後の方でないとでてきません。。。

何となくタイと聞いて想像するタイ感はみられません。

 

柔らかいアッシュ系の内装に

テーブルや枠のブラック、グレー系のブリックがきいています。

 

ちなみにこちらでいただいたカフェモカは、日本円で370円程度でした。

 

そして次。

この「Gateway」道路を挟んで斜め向かい側にあるのが

「THE COFFEE CLUB」

都会感漂います。

 

インテリアは、、、

 

なるほど。ここしばらくよく見る感じですよね。

レンガ。アイアン等の黒。インダストリアルの照明。。。

 

 

次は駅から少し歩いた所にあるこちら。

写真の右側にLight Loft とあります。「Light Loft Bar」です。

 

インテリアは・・・

 

 

もはやタイ感ゼロといっても過言ではありません。

アッシュ系ヘリンボーンの床、無骨な雰囲気の家具や照明器具。

今時です。

 

こちらはカフェ&照明器具ショップでした。

 

いただけるメニューも、

 

こちらはおそらく、エッグベネディクトのセットです笑。写真で選んだので。

文字はタイ語でわかりませんでした。。

 

金額は600円程度。お求め安い価格かも。

 

照明器具はこんな風に飾られています。

 

 

ソファやチェアが見えますが、こちらでお食事がいただけます。

Wi-Fiも普通にあるので、お仕事もできちゃいます。

 

 

これらのカフェは雑誌等を見て選んで探して入っているのではなく、

エカマイのメイン通り沿いを主にブラブラしていて入ったカフェです。

 

系統としては似た雰囲気のインテリアでお腹いっぱいに。。

こちらはカフェではないのですが、ファブリックやインテリアを扱っているお店が

メイン通りをしばらく歩いた先にあったので(おそらく駅からは20分ぐらいかも。。。)

そちらもご紹介します。

 

 外観はこぢんまりと可愛らしいですね。

中は・・・

 

 

 

やっとそれなりにオリエンタルな雰囲気に出合えました。

バンコクのもっと西、カオサン地区にある店舗等から比べるとだいぶ洗練されています。

 

カオサンのごった返した感じも良いのですが、それはカオサンに任せた方がよいのでしょう笑。

 

2階は家具が並びます。

 

 

 

 

お店の裏側はこのような感じ。

 

本当にこの付近は高層ビルも多く立ち並び、都会です。

今回はエカマイ駅の北側の写真が多いですが、実は南側はもう少し昔のバンコクの風景が残っています。

それはまた別の機会に。。

 

あまり観光する地域ではないので、日本人の方がいたとしても駐在員の方が多いと思います。

街としては落ち着いています。「お土産屋さん」といった感じのものははありません。

 

やはり観光でタイに来られる方は

今年1月にブログであげたカオサン地区や

古都と呼ばれるチェンマイに行かれるのだろうなと思いました。

 

ですが、都心のカフェ等を見ることができてバンコクの今を感じることができました。

まだ少し時間はあるので、これからもカフェやショップ巡りは続けます。

 

以上、

タイ、エカマイ付近のインテリアをお伝えしました!

自分色と自信

 

自分らしい色、って意識していますか?

 

ヨーロッパでのパーソナルカラー第一人者といわれるガブリエル・M・ブレス・ティマンさんの

講演に行って参りました。

 

「パーソナルカラー」って何?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、

難しいことはありません。

簡単に言うと

「自分に似合うカラーグループを見つけること」です。

「カラーグループ」と表現したのは、似合う色は1つだけではなく、

似合う色のトーン(鮮やかさと明るさ)というのがあり、

私に似合う赤・青・緑・・・とあるので「カラーグループ」と書きました。

 

 

 

上の方が、ガブリエル・M・ブレス・ティマンさんです。

オーストリアからいらっしゃり、講演をされました。

 

最初は色彩を学ぶ時には必ず出てくるヨハネス・イッテンさんについてのお話。

興味深い研究があり、それは私も知っていたのですが、それについてはまたの機会に書きたいと思います。

 

彼女はパーソナルカラー診断には3つのレベルがある、というお話をしていました。

 

レベル1: 外見の美しさ

レベル2: 自己表現

レベル3: energy level field(自信を持って生きる力)

 

まず、レベル1は本当に単純に似合う色みを知るということ。

似合う色がわかれば健康的に素敵に見えます。

 

レベル2は、自分らしい色を知り活用することで自己表現力を身に付けることができるということ。

ガブリエルさんがおっしゃっていたのは、

”第1印象に2回目はない”

”似合う色(服)を身に付けると存在感を増すことができ、強いプレゼンテーションになる”ということでした。

これも、

自分をどう見せたいか、ということを意識している方にとってはとても理解できるものだと思います。

身に付けている色によって相手が「この人はこういう人なのかな」と性格を無意識的に判断することもあるので

非常に重要な要素になります。

 

そして、レベル3自信を持って生きる力を色は与えることができること。

これを彼女は強調していました。

何より、これが生きていく上で一番重要だと。

 

その中でとても印象的なエピソードがありました。

 

 

 

 

全く目の見えない方がガブリエルさんにパーソナルカラー診断の依頼をされたことがあったそうです。

 

ガブリエルさんはとても驚き、ですが通常と同じように、その方の胸元にドレープを1枚ずつあてたそうです。

すると、その方は気に入った時は"Please leave it to me."(そのままあてておいて。)と。

気に入らない場合には"I can't stand it. Please remove it."(耐えられないので外してください。)と

言われたそう。

 

目は見えないのですが、その方は感じた事をそのまま言い、

ガブリエルさんはその気に入られたカラードレープを選定していったとのことでした。

 

 

通常は、カラリストがお客様に似合う色を選んでいくのですが、

これは何を表しているのか、というと、

実は私たちは”自分らしい色””似合う色”はわかっているのではないか、ということです。

 

目の見えない方は五感の中の視覚は無いのですが、

その分、他の感覚が敏感である可能性も高いと思います。

 

人間の目の中にある色を感じる「オプシン」というタンパク質が、

実は皮膚の中にもあることがわかっていますが、

そういった事も関係しているかもしれません。

 

 

私たちは普段、様々なものを目にしすぎているために

本来なら感覚的に感じ取れるであろう”自分(らしい)色”を見落としているのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風土と色Part.3

岡山県高梁市。レトロタウン吹屋へ行って参りました。

 

さて、まずは早速どんな雰囲気なのか見て参りましょう。

 

 

 

街並みの特徴は、

 

赤銅色〜黄色っぽい色までの石州瓦(釉薬瓦)

白壁・なまこ壁・焼き板・地元赤土を使用した土壁

ベンガラ塗の格子

 

と、全体的に朱赤色を感じさせる町並みになっています。

 

 

吹屋は、江戸〜明治にかけて鉱山の町として栄え

江戸末期からはベンガラ国内随一の産地として名を馳せました。

 

ベンガラは硫化鉄からつくられる顔料ですが、

吹屋にはその原料となる硫化鉄鉱の鉱脈があったため大量に産出することができました。

 

現在では、この特徴ある町並みは

「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。

 

 

 

実際、岡山市内から吹屋へ向かう道中、

かなり山道になり、人気もなく、本当にベンガラの町が・・・?と若干不安になりましたが、

着いてみてビックリ。

このベンガラの町の通りのみ、観光客の方達の姿が多く見られました。

 

私を車に乗せて連れてきてくれた友人も、ここだけ人がいてビックリしていました笑。

 

 

岡山といえば、倉敷。白壁土蔵なまこ壁、といった白黒の色彩を思い浮かべますが、

吹屋ではベンガラ色という赤土色の暖かい町並みをみることができます。

 

ただ、色を使用する、ということは、風景が乱れる恐れもあります。

それを色彩のガイドラインをつくることで美しい町並みを保全しています。

 

簡単に触れると、

外観の色彩は、落ち着きのある暖色系(赤・黄赤・黄系)で鮮やかさを抑えた色彩を基本としています。

その鮮やかさはマンセル値で指定されています。

出典:高梁市景観計画の手引き

 

白×黒のようなスッキリとした配色も日本的で素敵ですが、

 

ベンガラ色を中心とした温かみと色ムラの感じられる町並みもまた粋ではないでしょうか。

 

 

吹屋までは岡山市内からだいたい1.5〜2時間かかりますが、

ご興味のある方はぜひ訪れてみてください!

ル・コルビュジエと色彩

 

国立西洋美術館『ル・コルビュジエ 絵画から建築へ-ピュリスムの時代』へ行って参りました。

 

国立西洋美術館といえば、ル・コルビュジエの建築作品。

そして、2016年にユネスコ世界文化遺産に登録された建築です。

 

 

ル・コルビュジエというと、

アメリカのフランク・ロイド・ライト、ドイツのミース・ファン・デル・ローエと並び、

近代建築の三大巨匠の一人として、また「近代建築の5原則」を提唱した人物として

ご存知の方もいらっしゃると思います。

 

今回開催されていた、『ル・コルビュジエ 絵画から建築へ-ピュリスムの時代』は、

画家のオザンファンと共に絵画を通して推進した「ピュリスム(純粋主義」運動から

「サヴォア邸」を設計した10年間に焦点が当てられた展示でした。

 

*ピュリスム絵画:近代生活を支える科学が法則に基づくのと同様、芸術にも普遍的な規則が必要と主張。

比例と幾何学による明快な構成が特徴。

 

ル・コルビュジエは、建築家として有名ですが、建築家として大成した後も、

午前中にはデッサンや絵画を描いていたそう。

その経験は大きく建築に影響していると言えます。

 

それを見てとれるのが以下のコルビュジエの絵画作品等。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/event/bi/lecorbusier/list/CK2019032202000317.html

 

 

そして以下は、コルビュジエが壁紙メーカーから依頼されて色彩設計をしたという、

63色のカラーパレットです。

 

 

 

Polychromie Architecturale

https://www.lescouleurs.ch/fr/les-couleurs/le-systeme-de-couleurs/ より

 

絵画と比べて見てみると共通点が見つけられるのではないかと思います。

 

パレットのこれらの色はコルビュジエが経験の中で見つけ出した色。

全ての色はどの色を組み合わせても自然に調和する色である、と述べられています。

 

また、

「建築における色彩は、平面図や断面図と同じくらいもしくはそれ以上の重要な構成要素である」

とあり、いかに色彩を重要視していたかがわかります。

 

展示では、オザンファンと並べて初期ピュリスムの絵画が展示されていたのですが、

ル・コルビュジエの絵画はより立体的な構成を感じました。

 

また、色彩についても初期はベタっとした平面上における濃い色での表現だったのが、

徐々に淡い色彩や透明感のある色彩を巧みに組み合わせて表現し

それらが見事に調和していました。

 

空間認知能力に秀でた方だったのですね。

羨ましいというのもおこがましいくらいですが。笑

 

ご興味のある方は、

「サヴォア邸」

「ユニテ・ダビタシオン」

「ロンシャン礼拝堂」

 

等に豊かな色彩を見ることができるので、ぜひ検索してみてください!

 

 

おまけとして・・・

下の写真は国立西洋美術館の「19世紀ホール」と命名された大きな吹き抜け空間です。

昭和レトロな色

 

風土と色Part.2「倉吉」番外編。 レトロにも色々ありますが、、、

 

前回の倉吉(白壁土蔵のまち)もレトロな町並み、と言われますが、

その近くの喫茶店にて「昭和レトロ」に出会いました。

 

さて、中に入ってみると、、、

 

 

家具自体は落ち着いた大正ロマン風ですが、

壁、テーブルクロスや照明器具、雑貨類で見事に昭和レトロ風になっています!

 

ドギツくなりそうなのに、くだけつつもマッチして楽しい空間になっているのはなぜだろう、と考えると

それは壁面にあるのではないでしょうか。

 

まず、トーン。

壁は原色に見えるかもしれませんが、

少し褪せた色(少ーしグレーを混ぜたような色)で統一しています。

この少し褪せた色みが昭和っぽさを感じさせています。

 

 

また、壁のオレンジと青緑がひとくせある対象色相、になっています。

 

対象色相とは、、、

 

この色相環(色のグラデーションを環にしたもの)で反対側にある色同士より少しズレた関係性、のこと。

簡単に言うと、小洒落た雰囲気を作りたい時等に組み合わせる配色だったりします。

 

黄赤(オレンジ)に対しての反対の色は青。

そこから少しズレた所に青緑、があります。黄赤青緑対象色相になっています。

この空間ではこの対象色相のオレンジ青緑を上手に使われていると感じました。

 

私は昭和世代でもあるので、、

雑貨のひとつひとつまで懐かしく感じ、この喫茶店でわくわくするひと時を過ごせたのでした。

 

風土と色 Part.2

 

鳥取。倉吉(白壁土蔵のまち)へ行って参りました。

 

『ハウジングスタイリスト 認定講座』のために訪れた鳥取。初!鳥取。

これは、せっかくなので行くしかない!ということで足を伸ばして倉吉へ。

若干足を伸ばしすぎたため、あまりゆっくりはできませんでしたが。。。

 

打吹玉川(うつぶきたまがわ)。通称、「白壁土蔵群」。

国の『伝統的建造物群保存地区』に指定されています。

 

さて、街並みを見てみましょう。

 

 

 

 

一番有名なのは、

この玉川沿いの白壁土蔵群。

 

・赤瓦(石州瓦)

・白い漆喰

・腰壁(黒い焼杉)

 

で構成されています。

(私の身長からのアングルでは瓦の様子が収められなくて残念。。)

 

後、特徴として、1つ上の写真では

それぞれの土蔵の戸口に一枚石の石橋がかけられていますね。

この石橋は通用門として作られたものだそうですが、

この玉川の川幅。風情のある幅といいますか。このスケール感がまさに丁度良く

素敵な景観を生み出しています。

 

こちらはお土産物屋さんですが、

焼き杉板の縦目板張りの感じがよくわかりますよね。

 

 

焼き杉ドアップです。。実際も結構な迫力がありました。

 

 

では、周辺も見てみましょう。

 

お店も立ち並んでいるので、

色彩等も少し新しい要素が入っていたりしますね。

 

 

この味わい深さは、何と言っても本物を使っているからこそですよね。

 

そして、漆喰の、杉焼き板の黒、、というよりも風合いのある茶色みがかったチャコールグレー赤瓦

のコントラストのある組み合わせ。

これは、色の3色配色に落とし込むと、こうなります。(色幅はありますが、だいたいのイメージです)

 

 

 

言葉では、・白・グレー

と書きましたが、その言葉からイメージする色と

上の3色配色は一致していましたか?

 

 

コントラストがあって、ぱっきりモダンのような気もするのですが、

この濁りを含んだ色を使ったコントラストが、まさに日本らしさを感じさせるのだと思います。

 

ということで、本日は鳥取倉吉のまち ”白壁土蔵群の風土と色”でした!