![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=811x10000:format=jpg/path/s420058fd6e96554a/image/id1851d2d475de954/version/1608192263/image.jpg)
第4の色覚をもつ女性は世界に2〜3%いるといわれています。
男性は4色型色覚は持ち得ない、と言われています。
なぜなら、女性が2つのX染色体を持ち、
またそのX染色体の中に、第4の錐体があることが判明しているからです。
(詳しいことは専門的になりすぎるので省きます。)
第4色覚を持っていると、通常の3色覚者よりも微妙な色差を弁別できる、と言われています。
分光感度は赤に近い錐体ということもあり、
様々な赤がわかる、と言われています。
今回、
12月に開かれた色彩学会の研究大会での報告で
第4色覚女性の視え方(推定)がありました。
通常の人よりも色を識別できる能力が高い、というのは
なかなか理解しづらいですよね。
なぜなら、私たちは自分の見えている色の世界以外を知らず、
自分よりも色を識別できる能力がどのようなものかを体験することはなかなかできないからです。
小寺イメージ研究室の研究によると、
第4色覚者は、黄色みを強く感じるとの研究結果が出たそうです。
(赤そのものの色を多く見分けるというよりも、様々な黄色みを感じることができるため
少し黄色に寄った赤も違う色として認識できる、といったことかと思います。)
露草と菫の視えが、挙がっていました。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=662x10000:format=png/path/s420058fd6e96554a/image/i8ce949a0b7bbf465/version/1608193694/image.png)
何となくおわかりいただけるでしょうか。
左ではノペーっと単色に見えていたものが、
右では全体的に少し柔らかい色みになりグラデーションに見えていますよね。
細かい色の違いが把握できるため、陰影も細かく把握でき、繊細に色の違いを感じ取れることが伺えます。
なかなか自分自身では判断できないかと思いますが、
様々な色を見分けることのできる女性の方は
もしかすると第4色覚をお持ちなのかもしれません!