木の自然塗装と人気色

無垢フローリングの塗装相談を受けました。

 

元々、ナチュラルなライフスタイルの方。

空間も自然・天然のものでというイメージが強いと思い、イメージしたのが

王道の「オスモカラー」。

http://osmo-edel.jp

 

木部の塗装では基本的には

・木目を生かす浸透タイプの塗料

・木目を塗りつぶす塗膜タイプの塗料

 

があります。

色持ち、メンテナンスの仕方、方法等、各メーカーさんによって違ったりもしますので、

住宅の場合には10年20年、その先まで考えてご提案するとご安心いただけると思います。

 

今回は無垢材で木目を生かしたいのだろうと思い、浸透性の塗料としておすすめしました。

 

 

そして、、しばらくオスモさんのショールームに伺っていない事に気付き、

先日お邪魔して参りました!

オスモカラー東京(新宿)ショールーム。

オスモカラーさんの特長は

自然油と自然ワックスを使用したドイツ製の自然塗料。

 

他にもフローリングや樹脂サッシ、外付けブラインド等も取り扱っていらっしゃるのですが、

お話を聞いてみた所、日本ではどうしても当たり障りのない無難な色が好まれ、

カラーバリエーションはたくさんあるのですが、ドイツほど様々なカラーは使われないそうです。

 

せっかく日本は繊細な色の文化があるのにもったいない、

私ももっと頑張らねば、と思いつつ。。。

 

フローリングの人気塗装色もしっかり伺って参りました。

 

 

 

 

まずは、こちら。

無垢フローリングだと、クリア塗装、という色をつけない塗装があるのですが、

その場合、全くの無色で変わらないか、というとそういうことではなく、少しぬれたような色味になります。

オイルが浸透して少し濃くなったイメージです。

 

ですが、これは

オーク材にシルキー塗装、をしています。

色が若干くもりがかったような雰囲気、白く褪せた、といっても汚いイメージは全くなく

ナチュラルでありながら無骨感のあるイメージが出せます。まさに今時。

 

 

こちらもオークの塗装見本なのですが、

カタログの下から2番目、スチールグレー、を塗装しています。

こちらも今の人気色だそう。

 

前回のブログに2018年のフローリングの傾向として

・グレイッシュ・アッシュ・グレージュなどの褪せた色味

を挙げましたが、まさにその通りでした。

 

 

 

木部の浸透性タイプの塗装については注意が必要です。

カタログ等に、各色の塗見本がついている場合がありますが、

実際に現場で使うものが同じ色になるとは限りません。

それは、塗見本で使っている樹種とは、実際に使用する樹種が違う場合が多いからです。

 

そのため、見本の色とは全く色の出方や濃さが変わる場合が多くあります。

上の写真はカタログは写真なので、さらに色は大きく違いますよね。

カタログの方がだいぶ濃いグレーになっています。

 

ですが、実際はそこまで濃いグレーではなく、

非常に淡いグレーです。

 

現場で使う木を持って行きショールームで試し塗りもできますし、

木を送り、塗装サンプルをつくっていただくこともできます。

 

選んだ色と違う!!というショックなことにならないためにも

必ずサンプルで確認することをおすすめします!

 

 

そして、やはりDIY需要もとても増えているそう。

ネットで購入される方も増えているそうです。

 

例えばお子さんと楽しく棚を塗装、というのもこの夏休みに楽しいかもしれません。

 

 

 

これは塗りつぶしタイプの塗装です。

黄色赤色青色、白色、黒色

等がありますが、

同じタイプのペイントなので混ぜて使うことができます。

 

このように、青色黄色を使えば、青緑から黄緑まで好みの色をつくることができますね。

そこに白を混ぜればパステルカラー、

ほんの少し黒を混ぜればグレイッシュなカラーもつくることができます。

 

 

我が家には娘が作った本を入れられるボックスがあるのですが、まだ無塗装なので

今度一緒にペイントしてみようと思います笑。