一体何のアップでしょう?
答えは。。。
この壁右側のアート。の一部でした。
こちらは 「moooi (モーイ)」の東京ショールームにて。
先日、ショールームを訪れた際、
「伊藤若冲モザイク展」が開催されていました。
江戸時代を代表する天才絵師として有名な 伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)。
写実と想像を融合させた絵画で、世界中に多くのファンがいます。
こちらは、
イタリアのヴェネツィアンモザイクのブランド「SICIS(シチス)」によって
忠実に再現されたモザイクアート。
写真で見ても、まさに絵のようではありませんか??
上の写真のアートは「芙蓉双鶏図」(ふようそうけうず)。
咲き乱れる芙蓉の花をバックに雌雄一対の鶏の姿が描かれています。
近くに行くと・・・
このようになっているわけです。
お見事!!だけでは表現できない。本当に素晴らしい再現性。
伊藤若冲の描いた絵は、今も色鮮やかに残っています。
それは、
・非常に高価な岩絵具を使い
・質の高い画絹(がけん:絹の地)に
・裏彩色(うらざいしき:絹地の裏から菜食すること)という技法を使って
描いたからと言われています。
そのような超絶技法を使って描かれた絵を
モザイクタイルでここまで再現できることに本当に驚きました。
伊藤若冲が改めて注目されるきっかけになったのは
コレクターのジョー・プライスさんがきっかけと言われています。
日本美が海外の方によって見直され、
私たちも誇りをもつようになる。
この日本の文化・美しさを改めて感じ発信する動きが大きくなってきていると感じます。
下は、AREA(青山ショールーム)の先日の青山ニューショップ新作発表展示にて。
テーマは「新しい日本家具の形」でした。
上の「board BRAHMA」はエントランスの真正面にありました。
とても力強く壮大です。
下の壁画「老梅図」は
Fujiyoshi Brother's(フジヨシブラザーズ)というアートユニットによるものです。
あと、こちらは日本美とは若干違いますが、
壁面。サイドボードやベッドの脚でしょうか、が素敵に飾ってありました。
さらに、、
昨年行われた、
「サンゲツ壁紙デザインアワード2017」で大賞をとられた作品も
金箔にドットを施した『mist (gold)』という作品でした。
さらにさらに、、
今年ファッションの世界でも
葛飾北斎からインスパイアされた作品(桂由美)も出ていたりしますし、
益々、”伝統的で新鮮”な日本美がトレンドになりそうです。