前回は「柄よりも色のイメージの方がテイストに与える影響が強い」ということをお伝えしましたが、
では、「どうやって色のイメージを掴めばよいの?」という疑問が浮かぶかもしれません。
本日は、大きなイメージ分けの方法についてお伝えしたいと思います。
それは ”黄み”と”青み” です。
???と思う方もいらっしゃるかもしれません。
解答からお伝えすると、
・カジュアル、親しみのある、自然・和やかな雰囲気 にしたいとき
=”黄み”の色を持つ床・壁・天井等で空間を構成する
・都会的、スタイリッシュ、モダン、生活感のない雰囲気 にしたいとき
=”青み”の色を持つ床・壁・天井等で空間を構成する
です。
そもそも、”黄み”とは?”青み”とは?という疑問を持った方。簡単です。
絵の具を思い浮かべてください。
ここに絵の具の赤があるとします。
その赤に、黄色い絵の具を少し足します。
そうすると、黄みを帯びた赤になりますね。
それが ”黄み”の赤=朱赤 です。
今度は
赤に青色の絵の具を少し足してみます。
すると、青みを帯びた赤になります。
それが ”青み”の赤=紅赤 です。
実は、これらの考え方は元々、
アメリカの美術学校の生徒であったロバートドアが看板を描くアルバイトをしていた時に
「看板の色に統一感を持たせるには、それぞれのペンキに黄色、もしくは青を混ぜると良い」
というテクニックに啓発されて作り上げたカラー・キー・プログラムに由来します。
空間の雰囲気がイマイチ・・・
という場合には、
黄みの色、青みの色、が1つの空間の中にバランス悪く混在している可能性がありますので
ぜひチェックしてみてください!
朱赤
紅赤