「色の相互関連性」 漢字ばかりで若干難しそうな雰囲気を漂わせていますが、
色は単体で存在するのではなく、周囲の色や環境によるものなんですよ、ということかと思います。
よく、「今年の流行色は何ですか?」とありますが、
以前であれば「イエローです」「ブルーです」という答えが返ってきたかもしれませんが、それはもう古い、と。
「JAFICAインターカラー」では
Interconnectedness(相互関連性)が色をつくる、とうたっています。
色は意味との関連によって見え方感じ方が変わる。
色と周囲の関連、色と意味との関連〜(中略)形との関連、色と色との関連・・・等、互いの関連性に着目。
どこにでもある色、見慣れた色でも相互の関連性を変えるだけで、色は様変わりして感じられる。
例えば、この家々。
1棟では派手すぎるように思える色もありますが、全体の棟数の中でのバランスを考え順番や色の配置を考慮して
カラープランしているのだと思います。まさに関連性の中で個々の色を考えています。
ファッションでもそうです。
赤いワンピースを着て出かけると目立ちそうな気もしますが、
参加した場で皆が全て赤いワンピースを着ているなら、その人は全然目立ちません。
かえって黒いワンピースを着た方が目立つことになります。
このように、
色は単体で考えられるものではなく関係性によって変わるという、
もちろん当たり前とも言えますが、今のつながる時代だからこそ見直されたトレンドといえるかもしれません。